予防接種

予防接種

現在、新型コロナ感染症予防対策につきワクチン接種は予約制とさせていただいております。

その他の特殊なワクチン(任意接種)の接種も予約制とさせていただいております。

乳幼児予防接種の持ち物

  • 健康保険証
  • 母子手帳
  • 乳幼児医療証
  • 予防接種予診票
  • 診察券(お持ちの方)など

注意事項

万一の副反応に備えて、接種後20~30分程度は当院付近にいらしてください。また、以下の点にご注意ください。

  • 接種当日はいつも通りの生活をして構いませんが、激しい運動はお避けください。
  • 接種後、体調の変化が見られた際は、すぐに当院にご相談ください。

予防接種は、予防接種法に基づく定期の予防接種と任意の予防接種、結核予防法に基づく予防接種(BCG)があります。 当院では習志野市が実施する定期の予防接種と、インフルエンザ、おたふく風邪、水痘、A型肝炎、B型肝炎などの任意の予防接種を実施しています。 当院では、大人の予防接種は、もちろんお子様への定期予防接種・任意予防接種を行っています。

※記載のない予防接種についても対応しております。ご不明な点などは、お電話、受付、診療の際にご相談ください。
※0歳や1歳の時点で「打ち漏らし」があっても、それよりも上の年齢で接種できる場合があります。「予防接種を受けていない」「必要な回数を終わらせていない」などについても遠慮なくご相談ください。

予防接種種類 arrow-right

予防接種価格表

接種ワクチン名 費用(税込) 内容
MR ¥7,400 麻疹(はしか)、風疹の両感染症を予防する混合ワクチンです。
A型肝炎 ¥7,400 汚染された食物などを摂取・ウイルスが付着した手で口に触れることによる経口感染や性的接触による糞口感染があります。
B型肝炎 ¥5,000 5歳未満の乳幼児期に感染するとウイルスのキャリアになる率が高く、将来、慢性肝炎・肝硬変・肝癌になる可能性があります。
ロタテック ¥8,200 ロタウイルス感染症の予防接種です。ヒトおよびウシロタウイルスの遺伝子を組み換えて生成したワクチンです。
ヒブ ¥7,000 Hib(ヒブ)は、ヒトからヒトに飛沫感染します。感染すると中耳炎や肺炎をおこすことがあり、まれに脳を包む髄膜やのどの奥などに炎症を起こします。細菌性髄膜炎は、亡くなったり、脳に後遺症が残ることがあります。
プレベナー ¥9,800 生後2か月から接種ができる小児肺炎球菌感染症の予防接種です。13価ワクチン(PCV13:13種類の肺炎球菌に予防効果があるワクチン)に切り替わりました。
4種混合 ¥9,200 ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)の4種類の4種類の混合ワクチンです。
ポリオ ¥7,900 急性灰白髄炎は、ポリオウイルスが人の口の中に入って、腸の中で増えることで感染します。「小児まひ」とも呼ばれ四肢に麻痺をおこします。
BCG ¥10,000 結核を予防するワクチンです。大人から子どもへ感染することも少なくありません。
水痘 ¥6,500 水痘(みずぼうそう)を予防するワクチンで、主な症状は、発熱、水ぶくれを伴う発しんがでます。重症化し入院する場合もあります。
シングリックス ¥23,500 帯状疱疹を予防するワクチンで、主な症状は、発熱、水ぶくれを伴う発しんがでます。重症化し入院する場合もあります。
おたふく ¥4,800 感染力の強いムンプスウイルス(おたふくかぜの原因となるウイルス)によっておこる発熱と耳下腺のはれを特徴とする病気です。全身の臓器や神経組織を侵して無菌性髄膜炎・脳炎・難聴・精巣炎等の合併症をおこします。
日本脳炎 ¥5,000 蚊が媒介するウイルスです。高熱・頭痛・嘔吐・意識障害やけいれんなどの症状を示します。知覚障害や運動障害の後遺症が残ったり、亡くなることもある感染症です。
DT ¥3,500 二種混合(ジフテリア破傷風混合トキソイド、DT)ワクチンはジフテリアと破傷風の発症を予防するワクチンです。
成人肺炎球菌 ¥7,000 肺炎球菌による肺炎になりやすい高齢者、心、呼吸疾患や糖尿病、腎不全の方に接種をお勧めします。
習志野市 肺炎球菌感染症予防接種(高齢者)について
破傷風 ¥2,700 破傷風ワクチンは3種混合・4種混合ワクチンに含まれていますので、定期予防接種で12歳の時に接種している場合約10年間の免疫持続効果があります。但し、最終接種から10年経過した方は、ボランティアなどで土に触る機会のある方は追加の予防接種をお勧めします。
子宮頸がんワクチン(ガーダシル・4価) ¥15,000 子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。
子宮頸がんワクチン(シルガード9・9価) ¥28,000 子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。

4月の年度始めに予防接種確認を!

保育園や幼稚園などの「集団生活」に入ると、ウィルスなどの病原微生物に接する機会が急に増えてきます。入園前には、お子様の接種状況を改めて確認し、「接種漏れ」や「任意接種」などについては、大切なお子様を守るために可能な範囲で予防接種をしましょう。

学童期のお子様がいらっしゃる保護者の皆様へ

この約10年の間に予防接種のワクチン種類増加、ワクチン接種回数変更、任意接種であったワクチンが定期予防接種に変更されるなど様々な改変がありましたので、お子様の予防接種に漏れがないかを是非、ご確認ください。 当院では、予防接種漏れ確認のお手伝いや不足されている予防接種の対応も行います。

乳児の予防接種 arrow-right
幼稚園(年長)

「風疹、麻疹(はしか)」の流行が問題になる前にワクチン接種をしましょう。

MRワクチン 2期 (麻疹・風疹混合ワクチン)を早めに接種しましょう。
11~12歳

学童期の定期接種ワクチンの終了時期です

  • 全ての定期予防接種をしましたか?
  • 定期予防接種の漏れはありませんか? 
  • 学童期最後の予防接種はDT(ジフテリア・破傷風混合ワクチン)です!
  • お受験の日程と重ならない様にスケジュールをたてましょう!
予防接種のご心配ごとがありましたら、いつでもご相談にいらしてください。

おたふくかぜワクチン(流行性耳下腺炎)

おたふくかぜワクチン

「おたふくかぜ」なんて大したことのない病気だと思っていました、、、 自分の子ども耳が聞こえなくなるまでは、、、

「おたふくかぜ」で、耳が不自由になることがあります。これは「ムンプス難聴」と呼ばれ、片方の耳(あるいは両耳)が、全く聞こえなくなることがあります。 「ムンプス難聴」の治療法はありません。 大切なお子様の耳が聞こえなくなってからでは遅いのです。 おたふくかぜはかかって免疫をつけるのは危険です!ワクチンの接種で重症化を防ぎましょう。 おたふくかぜワクチンは、世界中で定期接種とされていますが、日本では任意接種です。また、予防接種を2回することで罹患率がかなり低くなります。 1回目は、1歳を迎えたらワクチン接種しましょう。 2回目は、5~6歳でのワクチン接種が習志野市では推奨されています。 「おたふくかぜ」の合併症は、ムンプス難聴の他、精巣や卵巣の炎症などがあります。
(※もし「おたふくかぜ」にかかってしまった場合には、お子様の耳のそばで指をこすって聞こえるかを2週間調べてください。)


乳幼児の予防接種

乳幼児は抵抗力が未熟です。生後約2ヶ月にワクチンデビューをしましょう!

乳幼児は、病気に対する抵抗力が未熟で、免疫(抵抗力)も生後数ヶ月程度経過すると弱まります。そのため、乳幼児は病気(感染症)にかかりやすくなる上、しばしば重い後遺症が残ったり、命の危険にさらされる場合もあります。

そのため、病原体(ウィルスや細菌)に対する免疫をつくり出すためにワクチン接種、予防接種を行っていただくのです。 予防接種は、一般的に生後約2ヶ月がワクチンデビューのタイミングです。

KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろう
大人の風疹抗体検査や予防接種

大人の風疹抗体検査や予防接種も行います。

大人になってから風疹は、重症化する場合が多いです。予防接種をされていない方は、いつでもお気軽に受診してください。

昭和37年4月2日~54年4月1日に生まれた男性の皆様へ

風疹ワクチンの接種にご協力ください!

風疹に感染しても、ほとんどの方が軽症で治ります。しかし妊娠中の女性が感染した場合、生まれてくる赤ちゃんに障害(先天性風疹症候群/ CRS)になる可能性がります。

先天性風疹症候群(CRS)とは?

風疹に対する免疫を持たないまたは免疫の低い妊娠中の女性が風疹に感染した場合、赤ちゃんに白内障・先天性心疾患・難聴・緑内障などの障害が起こる可能性があります。特に妊娠初期は注意が必要です。

各妊娠週数のCRS発症確率

  • 妊娠4週:50%以上
  • 妊娠8週:35%程度
  • 妊娠12週:18%程度
  • 妊娠16週:8%程度

先天性風しん症候群の児に見られる主な症状

  • 眼の病気:白内障、網膜症、緑内障 など
  • 耳の病気:難聴
  • 心臓の病気:動脈管開存症 など
  • その他:低出生体重、血小板減少性紫斑病 など
※妊娠を考えられているご夫婦、妊婦さんのいるご家庭では一度抗体検査をされることをお勧めします。
VPD

予防接種は、大きく分けると生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。 接種するタイプには、定期接種と任意接種の2種類に分けることができます。

生ワクチンと不活化ワクチン

生ワクチン

生きた病原体(細菌やウィルス)の病原性を弱めたものを接種して感染させ、免疫(抵抗力)をつけるワクチンです。その病気に罹ったのと同様の強い免疫が得られます。そのため接種回数は不活化ワクチンと比べて少なくて済みます。また、次回の接種が生ワクチンを予定されている場合は4週(中27日)以上の間隔を空ける必要があります。

不活化ワクチン

細菌やウィルスにホルマリンや紫外線による処理を加え、免疫をつけるのに必要な成分だけを残して、増殖性や毒性を無くしたワクチンです。生ワクチンと異なり、十分な免疫をつけるには、数回の追加接種が必要になります(※接種回数は、ワクチンの種類によってそれぞれ異なります)。また、次のワクチン接種は翌日より可能となります。


定期接種と任意接種

定期接種

国が「一定の年齢になったら受けるように努めなければいけない」(接種の勧奨)と規定しているワクチンです。 接種費用は対象年齢内・規定回数内であれば、基本的に公費で負担されます(対象年齢や規定回数を超えたり、指定の医療機関以外で受けたりした場合の接種費用は、全額自己負担となります)。

ワクチン 標準的接種期間 接種回数
ヒブワクチン
【不活化ワクチン】
生後2ヶ月~5歳未満 1~4回
(接種開始年齢によって異なります)
15価肺炎球菌ワクチン
【不活化ワクチン】
生後2ヶ月~5歳未満 1~4回
(接種開始年齢によって異なります)
4種混合ワクチン
(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)
【不活化ワクチン】
生後2ヶ月~7歳6ヶ月未満 4回
5種混合ワクチン
(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ、ヒブ)
【不活化ワクチン】
生後2ヶ月~7歳6ヶ月未満 4回
B型肝炎ワクチン
【不活化ワクチン】
生後2ヶ月~ 3回
2種混合ワクチン
(ジフテリア・破傷風)
【不活化ワクチン】
11歳~13歳未満
(標準的な接種年齢は小学6年生)
1回
水痘ワクチン
【生ワクチン】
1歳~3歳未満 2回
BCGワクチン
【生ワクチン】
生後5ヶ月~8ヶ月未満 1回
MR(麻疹・風疹混合)ワクチン
【生ワクチン】
第1期:1歳~2歳
第2期:年長児(小学校入学の前年)
2回
日本脳炎ワクチン
【不活化ワクチン】
生後6ヶ月~1~4週間隔で2回
2回目の1年後に3回目
3回
子宮頸がんワクチン
【不活化ワクチン】
中学1年生~
【ガーダシル】
  • 1回目から2ヶ月後に2回目
  • 1回目から6ヶ月後に3回目
【シルガード】
  • 1回目から1ヶ月後に2回目
  • 1回目から6ヶ月後に3回目
3回
ロタテック
(ロタウィルスワクチン)※1
【生ワクチン】
生後6週~32週 ※2 3回
※1:ロタウィルスワクチンの接種前後30分は授乳ができません。
※2:当院ではロタワクチンの副作用である腸重積症の発症を最小限にするため、生後14週6日以降の乳児にはワクチンの接種を行っていませんので予めご了承下さい。

任意接種

定期接種以外の予防接種です。「任意」とは、受けなくても良い予防接種といった意味合いではなく、どれも大切なものばかりです。費用は基本的に自費になりますが、それでもやはり接種を受けられるよう、お勧めいたします。

ワクチン 標準的接種期間 接種回数
おたふくかぜワクチン
【生ワクチン】
1回目:1歳で1回目接種
2回目:1回目の5年後、MRワクチンと同時が忘れにくいです。
2回
A型肝炎ワクチン
【不活化ワクチン】
1歳以上で2~4週間間隔で2回接種、初回後6ヶ月で3回目接種 3回
インフルエンザワクチン
【不活化ワクチン】
生後6ヶ月~小学6年生 2回
中学生~ 1回
※A型肝炎は日本での感染リスクはほとんどありません。発展途上の海外に転居・出張、旅行に行かれる際は、ワクチン接種をお勧めいたします。